TOEFL iBT®︎ Special Home Edition 受験体験記

はじめに

 北村です。
 今回はTOEFLの自宅受験版である、
 "TOEFL iBT®︎ Special Home Edition"
の受験体験記になります。
 新型コロナウイルスの影響でTOEICTOEFLが次々と中止になり、こちらを受験することになりました。初めてのTOEFLで、初めての自宅受験でした。不安しかありませんでしたので、その時の記録をだらだらと書いていきます。

そもそもSpecial Home Editionとは

 その名の通り自宅受験が可能な、特別なTOEFL iBTのことです。新型コロナウイルスの蔓延で試験会場がつぎつぎと封鎖され、その対応策として実施されることになりました。
 受験するには、幾つかの条件を満たす必要があります。以下のURLにSpecial Home Editionの全てが記載されていますので、確認してください。
→【https://www.toefl-ibt.jp/dcms_media/other/TOEFL_iBT_SpecialHomeEdition.pdf
 こちらの方にも記載をしているので、リンク先に飛ぶのが面倒な人はこちらで確認をしてください。

使用機器について

PC
  • デスクトップまたはノートパソコンを使用
  • Windows10、8、7
  • MacOS X 10.5以上(10.13 High Sierra推奨)
  • ChromeまたはFirefoxを使用
テストブラウザとシステムチェック
  • 使用するPCにETSテストブラウザーをダウンロードしてインストールする
  • 使用するPCからProctorUシステムチェックを実行する(カメラ、ネットワーク環境等のチェック)
スピーカー
  • 内部または外部のスピーカーを使用
  • ヘッドセット、イヤホン使用不可
マイク
  • 試験監督者との通信には、ヘッドセットの一部ではない内部または外部のマイクを使用
カメラ
  • コンピュータの内蔵カメラまたはウェブカメラを使用
  • テスト前にカメラを動かして試験監督者に机の上およびテスト受験する部屋全体を見せる

受験環境について

プライバシー
  • テストは、受験者のみで他の誰も入ってこない部屋で行う
  • 公園、インターネットカフェ、レストランなどの公共スペースでのテスト受験は不可
卓上と座席
  • コンピュータとキーボードは、机などの卓上に設置する
  • 卓上およびその周辺には、テスト中に使用が許可されていない物を置かない
  • 通常の椅子に座って受験する。ベッド、ソファー、ラウンジチェアでは受験できない
  • テスト中の飲食は禁止
服装
  • 耳は、髪、帽子、その他の物で覆われていない状態で、テスト中常に見えているようにする
  • テスト中は試験監督者によってカメラを介して監視され、また受験者の写真はスコア受取団体に提供されます。適した服装で受験してください。
  • ジュエリー、ネクタイクリップ、カフスボタン、華美なクリップ、くし、バレッタ、ヘッドバンド、その他のヘアアクセサリー類は着用しないこと
ノートテイキング
  • セキュリティ上の理由から、通常の紙にメモを取ることは不可(試験問題の漏洩防止)
  • ノートテイキングは以下のいずれかを使用して行うこと
    • ホワイトボードと消去可能なマーカー(鉛筆・ペンの使用は不可)
    • 透明なシートプロテクターに入れた紙と消去可能なマーカー
  • テストの最後に、試験監督者から見えるところですべてのメモを消去するよう求められる

 このように数多くの条件があります。順番に確認していってください。

受験料は?

 普通のTOEFL iBTと同じく、$235となっています。日本円にして約25000円です。

試験について

 ここからが本題になります。

申し込み

 僕はTOEFL iBTからSpecial Home Editionに振替したので、新しく申し込む人は手順が違います。これについては僕も説明ができないので、公式サイトの手順に従って申し込みを行ってください。
 普通のTOEFLと違うのは、申し込みの際に受験日時を細かく指定することです。こちらの設定はProctorUにて行います。

試験当日までの準備

 指定のETSテストブラウザをパソコンにインストール、システムチェックなど、改めてやっておくと安心できると思います。
 他には部屋の掃除だとか、ホワイトボードの準備等、必要なことを行ってください。

試験当日

 ProctorUの画面を必ず開いておいてください。試験開始時間までに開けていなかったら受験ができず、約2.5万円を浪費することになるので、余裕を持って待機しておきましょう。
 あとは申し込みの際に記入した身分証を手元に持っておいてください。

 時間になったら(時差やネット通信の関係で、指定時間丁度には始まりません)、ProctorUを介した監督者とのセッションが始まります。指示に従って、部屋全体を写したり、身分証を見せたりしてください。
 その後、自分のPCに制御の要求が届きます。承認すると、監督者がETSブラウザを開いてIDとパスワードを入力してくれます。
 これらが全て完了すると、いよいよ試験開始です。

試験後

 試験が終わると、監督者についてのアンケートが送信されます。それに答えて、全て終了です。

結果発表

 結果は普通のTOEFLと同じように、TOEFLホームページで確認することができます。
 結果が出るとメールが届くので、それで確認をしてください。大体2週間くらいで届きましたが、もしかするともっとかかったりするかもしれません。

まとめ

 以上になります。参考になりましたら幸いです。
 尚、自宅受験のTOEFLは10/31(変更の可能性あり)までとなっているので、受験する予定の人は注意してください。