TOEFL iBT®︎ Special Home Edition 受験体験記
はじめに
北村です。
今回はTOEFLの自宅受験版である、
"TOEFL iBT®︎ Special Home Edition"
の受験体験記になります。
新型コロナウイルスの影響でTOEICやTOEFLが次々と中止になり、こちらを受験することになりました。初めてのTOEFLで、初めての自宅受験でした。不安しかありませんでしたので、その時の記録をだらだらと書いていきます。
そもそもSpecial Home Editionとは
その名の通り自宅受験が可能な、特別なTOEFL iBTのことです。新型コロナウイルスの蔓延で試験会場がつぎつぎと封鎖され、その対応策として実施されることになりました。
受験するには、幾つかの条件を満たす必要があります。以下のURLにSpecial Home Editionの全てが記載されていますので、確認してください。
→【https://www.toefl-ibt.jp/dcms_media/other/TOEFL_iBT_SpecialHomeEdition.pdf】
こちらの方にも記載をしているので、リンク先に飛ぶのが面倒な人はこちらで確認をしてください。
使用機器について
テストブラウザとシステムチェック
- 使用するPCにETSテストブラウザーをダウンロードしてインストールする
- 使用するPCからProctorUシステムチェックを実行する(カメラ、ネットワーク環境等のチェック)
スピーカー
- 内部または外部のスピーカーを使用
- ヘッドセット、イヤホン使用不可
マイク
- 試験監督者との通信には、ヘッドセットの一部ではない内部または外部のマイクを使用
カメラ
- コンピュータの内蔵カメラまたはウェブカメラを使用
- テスト前にカメラを動かして試験監督者に机の上およびテスト受験する部屋全体を見せる
受験環境について
プライバシー
- テストは、受験者のみで他の誰も入ってこない部屋で行う
- 公園、インターネットカフェ、レストランなどの公共スペースでのテスト受験は不可
卓上と座席
- コンピュータとキーボードは、机などの卓上に設置する
- 卓上およびその周辺には、テスト中に使用が許可されていない物を置かない
- 通常の椅子に座って受験する。ベッド、ソファー、ラウンジチェアでは受験できない
- テスト中の飲食は禁止
服装
ノートテイキング
- セキュリティ上の理由から、通常の紙にメモを取ることは不可(試験問題の漏洩防止)
- ノートテイキングは以下のいずれかを使用して行うこと
- ホワイトボードと消去可能なマーカー(鉛筆・ペンの使用は不可)
- 透明なシートプロテクターに入れた紙と消去可能なマーカー
- テストの最後に、試験監督者から見えるところですべてのメモを消去するよう求められる
このように数多くの条件があります。順番に確認していってください。
受験料は?
普通のTOEFL iBTと同じく、$235となっています。日本円にして約25000円です。
試験について
ここからが本題になります。
申し込み
僕はTOEFL iBTからSpecial Home Editionに振替したので、新しく申し込む人は手順が違います。これについては僕も説明ができないので、公式サイトの手順に従って申し込みを行ってください。
普通のTOEFLと違うのは、申し込みの際に受験日時を細かく指定することです。こちらの設定はProctorUにて行います。
試験当日までの準備
指定のETSテストブラウザをパソコンにインストール、システムチェックなど、改めてやっておくと安心できると思います。
他には部屋の掃除だとか、ホワイトボードの準備等、必要なことを行ってください。
試験当日
ProctorUの画面を必ず開いておいてください。試験開始時間までに開けていなかったら受験ができず、約2.5万円を浪費することになるので、余裕を持って待機しておきましょう。
あとは申し込みの際に記入した身分証を手元に持っておいてください。
時間になったら(時差やネット通信の関係で、指定時間丁度には始まりません)、ProctorUを介した監督者とのセッションが始まります。指示に従って、部屋全体を写したり、身分証を見せたりしてください。
その後、自分のPCに制御の要求が届きます。承認すると、監督者がETSブラウザを開いてIDとパスワードを入力してくれます。
これらが全て完了すると、いよいよ試験開始です。
試験後
試験が終わると、監督者についてのアンケートが送信されます。それに答えて、全て終了です。
結果発表
結果は普通のTOEFLと同じように、TOEFLホームページで確認することができます。
結果が出るとメールが届くので、それで確認をしてください。大体2週間くらいで届きましたが、もしかするともっとかかったりするかもしれません。
まとめ
以上になります。参考になりましたら幸いです。
尚、自宅受験のTOEFLは10/31(変更の可能性あり)までとなっているので、受験する予定の人は注意してください。
横浜国立大学 受験体験記
はじめに
初めまして、伊藤です。
今回は、横浜国立大学の受験体験記になります。
落ちたので、落ちる予定の人は参考にしてみてください。合格する予定の人は反面教師だと思って目を通していただければ、と思います。
横浜国立大学の試験には専門があるので、受験する人はよく確認しておきましょう。
受験したのは、理工学部 数物・電子情報系学科 情報工学教育プログラムです。
試験日まで
TOEICの点数を提出する必要があったため、四月のTOEICに申し込みをしました。
が、新型コロナウイルスの影響で六月まで全て中止になってしまったので、TOEICスコアの提出を断念しました。
幸い、友人が受けるついでに自分もTOEFLの申し込みを偶々していたので、TOEFLのスコアを提出することにしました。
が、なんとTOEFLまで中止になってしまいました。試験日の前日に緊急事態宣言が発令され、全ての会場で試験が中止になりました。この時が一番精神的にキツかったです。
横浜国立大学の受験は諦めようとしていたところで、TOEFLは条件を満たせば自宅で受験ができることを知りました。
これはやるしかない!と、初めて英文でメールを送り、試験を自宅受験に変更しました。一週間程度で手続きが終わり、四月の末に受験をしました。横浜国立大学の出願は五月の中旬。
お察しの方もいるかと思いますが、TOEFLのスコア提出が出願に間に合いませんでした。
一か八か、横浜国立大学の入試課にメールを送ると、願書を受理してくださるとの連絡をいただけました。神だと思いました。
きっと僕と同じような目に遭った方もいると思います。今年の受験は波乱でしたね…
横浜国立大学 編入試験対策
横浜国立大学では英語(TOEIC,TOEFLの点数)、基礎科目(数学, 物理)、専門科目、面接の四つで合否が判定されます。
各科目に対して僕の行った対策を述べて行こうと思います。
英語
TOEFLスコアを64点で提出しました。
決して高くない、むしろ低めの点数かな〜と思います。それでも受験できないよりかは5000極倍くらいマシですね。
また、今回止むを得ずTOEFLを受験して提出をしましたが、明らかにTOEICの方が簡単です。そもそものレベルが段違いな上、SpeakingやWritingの試験まであります。
よくTOEICとTOEFLの換算表が出回っていますが、TOEIC 700点とTOEFL 70点が等価だとされているものもあります。そんな訳がないので参考にしない方がいいですが、それを採用している大学もあったりするので確認はしておきましょう。
こういう事態に備えて、早めにTOEICを受験しておきましょう……。絶対にTOEICの方がいいです。
追記 10/19:
この度ようやくTOEICを受験することができましたが、結果は865点でした。
TOEICを全力で提出しましょう。
数学
例年、線形代数と微分方程式が出題されています。難易度は易しめだと思います。
線形代数は固有値や固有ベクトルを求める問題、微分方程式は変数分離系やベルヌーイの微分方程式など、様々出ているようです。
編入数学徹底研究、過去問特訓などで対策をしました。
そこまで難しくはないので、最低でも9割程度狙っていこうと思っていました。
物理
力学です。
質点系の力学や、ケプラーの法則、剛体の力学などが出題されています。難易度は一般的だと思います。剛体が一番好きで得意なので、剛体出ろ…!!と全力で祈っていました。
演習力学という、基礎的な内容の黄色い本でとにかく基礎を固めていきました。
めっちゃ得意な科目でもないので、8割近く取りたいという気持ちでした。
専門
論理回路
横浜国立大学の論理回路は豊橋技術科学大学の論理回路と比べたら難しいです。しかし、論理回路はそこまで難しいものでもない(試験に出る範囲では)ので、勉強に苦労することはないと思います。学校指定の教科書を使って復習していきました。
10割近く取っていきたいです。
試験前日
朝、新幹線で横浜に移動しました。
午前中に新横浜駅に到着し、ホテルに荷物を預けて大学の下見に行きました。
ホテルは「東横イン 新横浜駅前 新館」を選びました。東横インの会員なので、編入試験を受けにいく際は全て東横インを利用しています。
新型コロナウィルスの影響で営業を中止しているホテルも多かったので、慎重に選びました。結果、新横浜駅から徒歩3分とかなり近く、素晴らしかったです。
下見にはバスを利用しました。
当初は電車を利用するつもりでしたが、こちらの方が運賃が安く時間もかからないため、当日もバスで行こうと決めました。
(注: バス遅延等のアクシデントを回避するため、電車で行くことが推奨されています)
「新横浜駅前」から大体20分程で「羽沢横浜国大駅前」に到着します。バンドリが好きなので、羽沢という名前に細胞が反応してテンションが上がっていました。
バスに乗っている時に、思ったよりも起伏のある土地だなと感じていました。目覚ましを兼ねて歩いていくことも視野に入れていたのですが、絶対にやめろと明日の自分に釘を刺しました。
羽沢横浜国立大前から歩いて十分ほどで、受験する横浜国立大学に到着しました。
しんどかったです。噂に聞いていた通り、かなり登り下りがありました。
が、多分道を間違えました。当日はちゃんとした道のりで、会場まで向かおうと思います。
ホテルまでは電車で帰る(電車でのルートも確認するため)予定でしたが、三限の講義の出席に間に合いそうになかったので、バスで帰りました。毎回その日のうちに課題の提出がある科目だったので、やむを得なかったです。
ホテルのロビーで三限に出席し、チェックインを終えた後はずっとホテルに篭って勉強をしていました。こういう時はオンライン授業でよかったなって思いますね…。
夜ご飯は新横浜駅辺りにある「かつや」で食べました。初めてのかつやでした。
遅刻したくない気持ちが強すぎて、めっちゃ早く寝ました。勉強しても気が休まらなかったというのもあります。大体20時くらいに寝ました。
試験当日
五時に起きました。一度二時くらいに目覚めてしまったので、二度寝をしてからの起床でした。よく眠れたと思います。
六時半くらいのバスに乗る予定だったので、かなり余裕がありました。受験票や案内、勉強道具に筆記用具など、忘れ物がないか5000阿僧祇回くらい確認して、ホテルを出ました。
連泊するとチェックアウトでばたつく必要がなくなるので、おすすめです。落ち着いて会場に向かうことができました。
試験会場につくと、予告通りサーモカメラによる検温がありました。
一限目: 基礎科目(80分)
一般科目は数学と物理の二科目です。
時間内に二科目解きます。
数学I(線形代数)
正規化された2×2の対称行列Aと4×4の対称行列Bがあります。また、それぞれ未知数aを要素に含んでいます。
① Aの逆行列=Aの転置行列という条件で、aの値を求める問題
易しい問題でした。
② Aの固有値、固有ベクトルを求める問題
計算ミスに気をつけましょう。
③ Bと、その転置行列との積を求める問題
転置行列=逆行列であるため答えは単位行列となるはずですが、おそらく題意は「普通に計算してね」だと思います。
普通に計算したらちゃんと単位行列が得られました。
④ Bの逆行列を求める
③の結果からBの転置行列=Bの逆行列であることがわかるので、Bの転置行列を書けばOKです。
計算ミスがなければいいですが、もしかするとあるかもしれません。固有ベクトルの計算がやりづらかったです。
難易度は例年通りだと思いました。
数学II(微分方程式)
① 非同次一階線型微分方程式の一般解
② 変数分離型の微分方程式の一般解
①はできましたが、②は解ききれませんでした。t = tan(x/2)で置いて…からどうするんだっけ!?ってなってすっ飛ばしたら時間が足りなくなりました。
こちらも例年通りの難易度だと思います。勉強不足を否めない結果となりました。
物理
斜面(角度θ)の上から静かに円盤(重さM, 半径R)を離して転がす運動に関する問題でした。
① 円盤の慣性モーメントI
(M, R)
② 円盤の並進運動の運動方程式
(x, M, θ, g, t, f)
③ 円盤の回転運動の運動方程式
(I, ω, R, f, t)
④ 斜面を滑らず転がる時の摩擦力
(M, g, θ)
⑤ 滑らず転がるための摩擦係数μの条件
(θ)
⑥ 円盤の重心の加速度
(g, θ)
大体こんな感じです。()内の文字を使って表せ、とありましたが、記憶が曖昧なのでこの通りではないかもしれません。参考程度に。
こちらは計算ミスがなければ、完答できたと思います。物理はあまり得意ではなく警戒していたので、存外簡単で助かりました。
二限目: 専門科目(120分)
試験時間は二時間です。
長いですが、時間は足りないだろうなと警戒してました。かなり時間配分を意識しました。
論理回路
① 比較器の真理値表、カルノー図
② カルノー図を用いて特性方程式を導く
③ NAND, NOTゲートのみを用いて回路図を描く
④ 与えられた機能に対して状態遷移図を描く問題
⑤ 上の機械の真理値表
⑥ この機械の名称(ミーリーorムーア)
例年に比べてどうかは分かりませんが、特に難しくはなかったと思います。ミスがなければ嬉しいです。
アルゴリズム
アルゴリズム、プログラミングについては、問題内容を書いてもぱっとしないと思うので省きます(内容を正確に覚えていないというのもあります)。
大変でした。線形リストを用いたバブルソートアルゴリズムだったと思います。線形リストの操作がややこしく、大変でした。p->n->n->n、なんて書いてあったりしてたので、見にくかったです。大変でした…
書いたっちゃ書いたけど、合ってる自信は全くありません。もしかしたら5割もないかもしれません……
プログラミング
① C言語
こちらも大変でした。今度はマージソートだったと思います。ほとんどアルゴリズムの問題です。
要素数8の配列のマージソートが行われる過程を書いていきました。要素数が多くてしんどかったです。さらに、実行結果を正確に示す必要があるので、空白やインデントなどにも注意して書いていく必要があります。
間違ってなければ、そこそこできたと思います。
② Java
前日にJavaの本を一通り読んだだけの突貫工事でしたが、思ったよりもできたような気がします。
プログラムの穴埋めとプログラムの実行結果を書かされましたが、後者は中々鬼だったと思います。大変でした……
コードの穴埋めは出来ましたが、実行結果に関しては全く手応えがなかったです。
懸念の残る中挑んだ専門科目でしたが、終わってみれば思ってたよりも書けた(合ってるとは言っていない)かな、といった印象です。やれるだけのことはやったので、7,8割くらいは取れてて欲しい……けど、自信と手応えは全くなかったです。
試験後
帰り道で迷って大変でした。大学って広いですね……学内が森みたいで、気がつけば駅の反対方向まで来ていました。
ホテルに帰ってからはお風呂に入り、めっちゃだらだらしました。完全に、ではないですが少しだけ解放された気分でした。
豊橋技術科学大学 編入体験記
はじめに
初めまして、山田です。
この度、豊橋技術科学大学の編入学試験に合格しましたので、その記録を体験記として残そうと思います。
豊橋技術科学大学 編入試
ここから、豊橋技術科学大学の編入試験に関してだらだら書いていきます。
試験対策
英語
豊橋技術科学大学の英語は、英語の試験がある他大学に比べると易しいです。また、英語の試験のみマークシート方式となっています。マークミスに注意しましょう。
リスニングもありますが、会話も質問も易しかったので特に警戒する必要はないと思います。最低限、ある程度の単語と文法は抑えておきたいです。
過去問とDUO 3.0などで勉強をしました。
国語
苦手です。
慣用句、四字熟語などが毎年出ているので、そこだけは抑えようと一時間くらい勉強して諦めました。
正直キリがないので、特に他大学を受験する人は国語の勉強をせずに他の科目をやるといいかもしれません。
他の科目をやりましょう。
応用数学
微積、線形代数、確率などが出題されています。編入生のマストアイテムの一つ、編入数学徹底研究をやれば特に怖いものはありませんが、めっちゃ簡単かと言われたらどうかな……というような感じです。
他の大学の数学に比べたら易しく感じましたが、計算量が多かったりするので事前に過去問を解いて時間感覚を身につけておくといいかもしれません。試験時間は一時間しかないので、足りなくなる可能性があります。
僕は足りなかったです。
専門(情報・知能工学課程)
毎年、一問目に数学、二問目にプログラミング(アルゴリズムも含む)、三問目に論理回路が出題されています。
数学は微分方程式や行列式など様々、論理回路は毎年簡単な問題が出ています。プログラミングはアルゴリズム、実行結果の穴埋め、ソースコードの穴埋めなどです。
解答用紙には解答のみを記入するので、おそらく部分点がありません。計算ミスや記入ミスには特に注意していきましょう。
試験当日
前日は全く眠れなかったです。
起床したのは五時半です。朝ごはんと昼ごはんを途中で買って行くつもりだったので、早めに家を出ました。
車で試験会場に向かい、学校には八時頃に到着。長崎以外で路面電車を見たの初めてだったので、少しテンションが上がっていました。
入ってすぐにサーモカメラによる検温、十分にソーシャルディスタンスの保たれた試験会場に着席し、一限目の英語試験開始までは単語帳(DUO)を眺めていました。
一限: 英語(配点150, 90分)
設問一は長文読解です。鳥の生態を調査するためのアプリについてのお話だったと思います。フォントが読み辛い(全角)こと以外は問題なく読めました。TF問題、類語選択、接続詞の穴埋めなど、一般的な問題です。
そのあとは短文に関する穴埋め問題(ボキャブラリー+文法)、並べ替え、リスニング、という風に進んでいきます。
文法が苦手なので、その部分はかなり怪しいです。しかし、並べ替えは非常に易しかったので、安心して解くことができました。
試験時間60分経過時よりリスニング問題の読み上げが始まります。予め選択肢を見ておくとどんな質問がくるのかある程度予測ができるので、始まる前に見ておくと良いと思います。会話文と質問はそれぞれ2回ずつ読まれるので、一度聴き逃しても安心です。
問題自体は30分程度で解き終わり、残りの時間を使って全力で見直しをしました。120-130点くらい取れてたらいいなと思いつつ、結構不安です。
二限: 国語(配点100, 60分)
大の苦手科目で、大変しんどかったです。
どんな内容だったか纏められる日本語力がないので、問題の内容だけ簡潔に載せておこうと思います。
一問目、二問目は適語補充です。これはなんとかできました。それ以降は読解でした。一問本当に分からないのがあったの以外は、分からなかったです。
設問二も省きます。適語補充と読解です。こっちの方が難しかったような気がします。無理でした。
設問三は慣用句でした。例文に当てはまる慣用句を選べ、というものです。半分以上は聞いたことのあるものだったので、大変助かりました。ただ、初見の言葉は本当にどうしようもなかったので、連想ゲームをしながら頑張って埋めました。
設問四は漢字でした。漢字は国語で唯一できる分野なので、絶対に落とさないぞ!と息巻いて一問落としました。
出題形式が(おそらく)また変わり、漢字だけで一つの設問となっていました。
良くて70点くらいじゃないかという感触です。思ったよりも読解ができなかったのと、漢字を一問落としてしまったので結構凹みました。
昼休憩
パンを食べました。美味しかったです。
御手洗いには行っておきましょう。
三限: 応用数学(配点100, 60分)
設問一は、回転行列についての問題が出題されました。最初の方はただただ計算していくだけです。特に難しくありませんでしたが、一問目が答えの割に余白が多かったのでちょっと不安でした。最後の一問は計算量が多そうだったので飛ばしましたが、結局間に合いませんでした。
設問二は、簡単な偏微分と重積分、一変数関数の極値、その関数と関数の接線で囲われた領域の定積分などでした。他大学の受験にむけてずっと二変数関数の問題を解いていたので、一変数関数が出てちょっと焦りました。記憶を頼りに増減表を書いて、グラフを書いて、積分して…って感じで解いて行ったら、積分のところで変な数字が出てしまいました。解き方は合ってるはずなので部分点をお願いします…
設問三は確率のはずでしたが、今年はまた積分をさせられました。初めて見る問題で、どういう意図の問題なのか汲みとれず苦戦しましたが、答えだけはとりあえず出しておきました。
一番最後の問でついに確率が出題されました。前問の定積分が出来ていないと(多分)解けないものだったと思います。
前述した通り、時間が足りず見直しもほとんどできなかったので、下手したら下手してるような感じです。時間配分は大事だと分からされました。
良くて70、最悪60くらいの出来だったと思います。あまり良い手応えではありませんでした。
今思えば難化していたのだと思いますが、その時は「これは落ちたな…」と嘆息を漏らしつつ、次の科目に備えていました。
四限: 専門(配点150, 90分)
制限時間は90分で、たっぷりあります。
設問一の数学では、二年前の過去問と殆ど同じような問題が出ました。最初に普通の微分方程式を二問、その次に対角化を使って連立微分方程式を解いていきます。二問目の簡単な二階微分方程式をミスりました。勿体ない……。
他の問題の計算ミスも怖いですが、めっちゃ見直ししたので大丈夫だと信じたいです。
設問二はアルゴリズムでした。何年か前に離散フーリエ変換が出ていたので身構えていましたが、今年はかなり易い問題で安心しました。素数を求める素朴なアルゴリズムを次第に効率良くしていく、という感じでした。完答できたと思います。
設問三は論理回路です。一問目に論理回路二つの等価回路をそれぞれ下から選べ、という問題がありました。思ったよりも苦戦しました。回路図変換は出来なさそうだったので、論理式を導出してド・モルガンの法則を使って簡単にしました。答えは当たってると思いますが、今思い返せば普通に真理値表を書いて比較したほうがよかったですね。
二問目はただ言われた通りに真理値表に値を記入して、カルノー図を使って最簡形の論理式を導くだけです。カルノー図がかなりバラバラになったので、何回も見直しをして確かめました。ミスがなければ、こちらも完答できたと思います。
最初のミス以外に計算ミスがなければ、9割ほど取れているのではないか、という感触です。専門科目に救われました。
結果
合格しました。めっちゃ安心しました。よかったです。
どうやら成績開示は行っていないようなので、全てが終わったら自己採点で大まかな数字を出そうかな、と考えています。
また今回、情報知能工学課程の合格者は33名と、定員通りの人数で超焦りました。
憶測ですが、合格点が設定されているのかな……と思いました。例年、定員よりも多く合格しているとはいえ、油断は禁物だと思い知らされました。
追記:
解答例と試験問題が公開されましたので、大まかに自己採点した結果を載せておきます。
国 語: 8割
英 語: 8割
応用数学: 6〜7割
専門科目: 9割
大まかにこんな感じでした。
国語は大問一が思っていた5000倍くらい当たっていてビックリしました。その代わりか、大問二は半分も合っていませんでした。漢字と慣用句は手応え通りの出来でした。
英語は大問一で思った以上に落としていました。悩んで選択肢を変えた部分もあったので、ちょっと悔しかったですね……。後に続く問題はほぼ当たっていたので安心しました。
応用数学に関しては部分点があったりするので、はっきりと何割とは言えません。当たっている問題と、解き方があっている問題を考慮して、大体6〜7割としました。ある問で答えが変な数字になった記憶があったのですが、解答も同じく変な数字だったので合っているか分かりません。解き方は合っていたので最低でも部分点は入っていると思います。
専門科目は、微分方程式の部分と論理回路の部分で一つずつ間違えていました。他はミスしていなければ完答できているはずなので、最低でも9割くらいはあると思います。
おわりに
以上が豊橋技術科学大学の編入学入試を受験した感触と、感想になります。全体で8割くらいは取れたのではないか、というところですが、応用数学が上手くいかなかったのは痛かったです。
滑り止めで受験する人が多いとはいえ、侮ると普通に痛い目を見ます。しかし依然として、"比較的"受かりやすい大学であることは変わりません。旧帝大・東工大等の難関大に向けて勉強をしている方は特に試験問題が簡単に感じることかと思います。
長くなってしまいましたが、ありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです。
来年度受験する方は頑張ってください!